本日のSKB競馬予想では桜花賞2017のデータ比較分析と予想をしたいと思います。
先週から始めたデータ比較分析ですが、これは過去10年データだけを見ていくのではなく、合わせて過去4年データを見ていき、10年と4年を比較することで、より鮮明に過去の傾向を掴むことを目的としています。
少し堅めの内容ですが、馬券の参考になりそうな傾向をしっかりと拾っていきたいと思います。
桜花賞2017
データ傾向分析
それではまず最初に簡単に、桜花賞の過去10年データなどを振り返っておきましょう。
【桜花賞2017予想】基本データ分析|チューリップ賞で負けた馬に妙味あり!
↑今回もすでに書いたこちらの記事を参考にします。
桜花賞の枠順傾向
→完全に外枠有利
阪神芝1600m枠順傾向
→外枠有利
前走クラス傾向
→圧倒的にG3組が強い
前走レース傾向
→チューリップ賞組が強い
脚質傾向
→勝率・複勝率は後方馬。回収率は中団馬
簡単にまとめるとこのようになっています。
阪神芝1600mは外枠有利なコースですし、桜花賞に関してはより外枠有利な傾向が強いです。
前走クラス的な狙い目はG3組。前走レースを見ると馬券に絡む馬の6割近くはチューリップ賞組です。そのほかのレースではエルフィンSやクイーンC組なども優秀。
脚質としては中団馬や後方馬が非常に活躍しています。差し・追込みがガンガン届くレースなので、末脚勝負の馬もかなり活躍できます。先行力はそこまで重要ではありません。
比較データについて
桜花賞の10年データを振り返ったところで、本題のデータ比較記事に入っていきましょう。
比較するデータの種類ですが、今回は【枠順】、【脚質】、【ローテーション】の3つを見ていきたいと思います。
【枠順】・・・馬場造園などの変化、騎手の意識の変化など
【脚質】・・・馬場造園などの変化、騎手の意識の変化など
【ローテーション】・・・重賞スケジュールの変化など
それぞれの変化から、傾向が変わってくると思います。
目次
- 桜花賞、枠順比較
- 桜花賞、脚質比較
- 桜花賞、ローテーション比較
それでは見てきましょう!
桜花賞、枠順比較
まずは枠順を見ていきましょう。こちらは過去10年の枠順データです↓
・過去10年の枠順データ
パッと見た感じでも外枠有利ですね。7枠、8枠から3着以内馬が多く出ていますし、1枠・2枠はそれぞれ3着が1回だけ。過去10年データ的には外枠有利ですね。
続いてこちらの過去4年の枠順データをご覧ください↓
・過去4年の枠順データ
こちらを見ると2枠以外は一応3着以内馬が出ています。内枠を見てみると1枠1頭、2枠ゼロ頭、3枠1頭と馬券に絡む馬が少ないですね。
ただ1枠に関しては過去4年で最高人気馬が8番人気のコンテッサトゥーレ。そのほかの馬は全て10番人気以下です。コンテッサトゥーレは3着に入りましたし、内枠が好走できないとは言えないと思います。
2枠に関しても人気薄の馬が多いですし内枠不利というよりは、今まで内枠に力のある馬が配置されなかったと考えるのが妥当だと思います。
そしてさらに注目していただきたいのは一番外の8枠。12頭出走して1着1回だけです。外枠有利なレースとして考えると、あまり良い成績ではありません。
8枠も人気薄の馬が多いのですが、それでもハープスターやベルカント、メイショウマンボなどが人気を背負って出走していました。
桜花賞ではそれぞれ、ハープスターは1着、ベルカントは10着、メイショウマンボは10着だったのですが、この3頭を見て気づいたことがあります。
3頭とも古馬になっても活躍している馬ですが、その中でもハープスターにあり、ベルカントやメイショウマンボにないものが一つありますよね。
それは強烈な末脚です。桜花賞はマイル戦ですからやはり末脚のキレを求められます。ベルカントに関しては短距離馬なのでスピードはありますが、キレでは劣ります。メイショウマンボは長距離馬なのでスタミナはありますが、やはりマイルの切れ味はありません。
その点ハープスターは33秒や32秒台の上りを使えるタイプで、マイルでも十分に追い込んでこれるタイプです。
外枠有利な阪神コースと言っても、一番外の8枠はポジション取りという面では不利です。後ろの位置取りになっても差し切れるだけの末脚が必要ということでしょう。
どの枠も有利な点、不利な点があると思いますが、やはり理想としては中枠ではないでしょうか。過去10年データでも、過去4年データでも3着以内馬が多いです。4枠~6枠、さらに7枠が良いと思います。
枠順についてのポイント
- 内枠の馬でも、力があれば馬券に絡める
- 8枠で好走するには末脚のキレが必要
- 理想としては4枠~7枠
桜花賞、脚質比較
続いては脚質を見ていきましょう。こちらは過去10年の脚質データです↓
・過去10年の脚質データ
逃げ、先行馬よりも中団馬、後方馬が好走しているレースです。特に後方馬の活躍は他のレースではまず見ることができないレベルですね。差し・追込みの決まるレースです。
それでは次にこちらの過去4年の枠順データをご覧ください↓
・過去4年の脚質データ
こちらを見るとますます中団馬、後方馬が活躍しています。逃げ馬は1頭だけ馬券内。先行馬に関しては一頭も馬券に絡めていません。
中団馬よりも後方馬の方が成績が良く、位置取りが後ろになればなるほど好走できる不思議なレースと言えそうです。
ちなみに過去3年レースを見ると
- 2016年 勝ち馬ジュエラー
普通のペース、ジュエラーは上り33.0 - 2015年 勝ち馬レッツゴードンキ
超スローペース、レッツゴーは上り33.5 - 2014年 勝ち馬ハープスター
ハイペース、ハープスターは上り32.9
というようにペースは様々なのですが、勝ち馬の上りはものすごく速いです。
マイルの切れ味が必要なレースですし、逆に言えば切れ味さえあれば位置取りはどこでもOKというレースです。末脚力が勝敗を決するレースですね。
脚質についてのポイント
- 近年はますます差し・追込馬が活躍している
- 末脚のキレが大切で、ポジションはどこでもOK
桜花賞、ローテーション比較
最後にローテーションを見ていきましょう。まずは過去10年の前走クラス別成績データです↓
・過去10年の前走クラスデータ
3着以内馬の8割近くが前走G3組。G1組は出走数自体が少ないですし、G2組はあまり活躍できていません。OP特別組は力が足りないということでしょう。
そしてこちらは過去4年データです↓
・過去4年の前走クラスデータ
近4年に関してはますますG3組が強いです。G3組を中心にするイメージで挑みたいですね。単回値104、複回値は152と回収率も高いので妙味もあります。
続いて過去4年の前走レースデータを見てみます↓
・過去4年の前走レースデータ
過去10年でもチューリップ賞組が強かったですが、近4年ではますますチューリップ賞組が強いです。クイーンC組、エルフィンSは過去10年では3着以内馬がそこそこいましたが、近4年ではクイーンC組は全敗。エルフィンSも全敗。
最近はますますチューリップ賞組が強いレースになっているようです。
ローテーションについてのポイント
- 最近はG3組がますます強い
- G3組の中でもチューリップ賞組の一強
以上、桜花賞の比較データ分析でした。
次回、基本データ、比較データを踏まえてのデータ的馬券戦略、データ推奨馬をまとめたいと思います。また少しクイーンC組についても触れておきたいと思います。ちょっと今年のクイーンC組は一味違うような気がしています。
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