さー、いよいよダービー！枠順も確定し、今年は一波乱ありそうな配置となりました。そして金曜は雨が降ったものの土曜、日曜は晴れ模様。良馬場での開催が見込めそうです！
本記事のSKB競馬予想では日本ダービー2017の予想考察まとめと最終追い切り考察をしたいと思います。
本記事では下記のように各種ダービーの記事をまとめておりますので、ぜひご参考ください！
1.ダービーについての2つの重要なこと
2.ダービーのデータ/枠順考察
3.ダービーのサイン予想考察
4.ダービーの追い切り考察
ではまず1番目のトピックからいきたいと思います。
1.ダービーについての2つの重要なこと
【1つめ：枠の重要性】
ダービーといえば、「ダービーポジション」と言われるくらい枠順の偏りが出るレース。というより、1枠ですね。
2016年 1枠1番 ディーマジェスティ 3着
2015年 1枠1番 サトノラーゼン 2着
2014年 1枠2番 ワンアンドオンリー 1着
2013年 1枠1番 キズナ 1着
2012年 該当なし
2011年 1枠1番 ウインバリアシオン 2着
2010年 1枠1番 エイシンフラッシュ 1着
2009年 1枠1番 ロジユニヴァース 1着
2008年 1枠1番 ディープスカイ 1着
2007年 該当なし
このように過去10年においての1枠の成績は 5-2-1−2 とずば抜けた成績となっています。
該当がなかった2007年と2012年については1枠に入った2頭がさすがに能力が足りない馬でしたので、よい枠を取ったとしても上位に食い込む力はなし。
となると、「有力馬が1枠に入った時点で軽視はできない」ということになりますが、今年は武豊騎手騎乗のダンビュライトと松若騎手騎乗のアメリカズカップが1枠を引きましたね。
基本的に有力馬が1枠をひいたときに騎手の位置どりのうまさや、馬自体の立ち回りのうまさが鍵になるので、ダンビュライトはどの券種でも売れそうな気がしています。
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【2つめ：各馬の状態の重要性】
【ダービー馬＝世代最強馬ではない】
いきなりぶっこんだトピックにしてしまいましたが、なぜ世代最強馬ではないか？
もちろん結果的に最強馬と呼ばれる馬はたくさんいます。最近でいえばディープインパクト、オルフェーヴルといった3冠馬ですね。この二頭は別格、例外だと思いますが、それ以外の馬が「この世代では最強だったよね？」と言われるとちょっと違うよねという印象を持つ方も多いと思います。
まず直近5年のダービー馬とその後の状況をみてましょう。
＜マカヒキ＞
・ダービー後の成績
ニエル賞（フランスG2）1着
凱旋門賞（フランスG1）14着
京都記念 3着
大阪杯 4着
ダービーは2枠というよいポジションを活かして、馬場の内を周りハナ差で制しましたが、ダービー後に凱旋門賞に挑戦。帰国後は京都記念、大阪杯は人気を裏切る形となり春は休養。
＜ドゥラメンテ＞
・ダービー後の成績
中山記念 1着
ドバイシーマクラシック 2着
宝塚記念 2着
元々脚元の弱さがあったものの、ダービー後古馬になってもコンスタントに成果を出しており、能力的には非常に高い馬でしたが、脚元の弱さもあり引退。
＜ワンアンドオンリー＞
・ダービー後の成績
神戸新聞杯 1着
その後2年半以上勝ち星なし
ダービーは1枠を活かして快勝。古馬になってからの成績はぱっとせず、精神面の影響が多いと思うが、能力的にも成長がなかった。
＜キズナ＞
・ダービー後の成績
ニエル賞（フランスG2）1着
凱旋門賞（フランスG1）4着
大阪杯 4着 その後骨折
京都記念 3着
大阪杯 2着
天皇賞春 7着
武豊騎手の久しぶりのダービー制覇、キズナと馬名などドラマティックな部分がある馬でしたが、ダービー後の成績はぱっとせず、古馬G1戦線の結果はふるわず引退。
＜ディープブリランテ＞
・ダービー後の成績
キングジョージ（イギリスG1）8着
ダービーでは枠というよりは馬場が味方となり、フェノーメノの追撃を僅差で凌ぎダービー制覇。その後イギリス遠征するも脚元の問題により引退。
近5年のダービー馬のその後を書いてみました。いかがでしょう？
マカヒキはここからの立て直しの可能性は十分ありますが、直近の傾向をみる限り、凱旋門賞の遠征ダメージが大きそうで回復は厳しいのでは？と思っていますが、その他の馬も順調に古馬路線で活躍している馬っていないんです。
ここから言えることは、ダービーは「素晴らしい状態」で「よい枠」なり、「展開が向く」という様々な要素がなりたってダービーを制することになりますが、競争馬においての3歳というのはまだまだ成長の余地があり、この時点において「この世代で一番強い」というわけではない（3冠馬等例外を除き）ことがこの成績をみていてわかると思います。
結果から振り返っているので当たり前といえば当たり前のことですが、ダービーのときに競馬場にいくと「いやー、◯◯が今年の3歳で最強でしょう！」や新聞も「この世代の最強馬はこれだ！」みたいな書き方をするので、そういったイメージに流されてしますと痛い目に合うことがあります。（実体験も踏まえてですが・・＾＾；）
ということで、最終追い切りで各馬の状態を評価することは非常に重要になると思っています。最終追い切りを踏まえて、もう少し下に有力馬の最終追い切り評価をしておりますのでぜひご覧ください。
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日本ダービー2017
データ/枠順考察
データ考察はこちら→【日本ダービー2017予想】データ傾向分析｜皐月賞組の妙味は？2017年5
枠順考察はこちら→【日本ダービー2017予想】枠順速報と枠順データ！アドミラブルは大外枠！
こちらの2記事でまとめておりますので、ぜひご覧ください！両記事とも新規ウィンドウで開きます！
日本ダービー2017
サイン予想考察
有馬記念はその年の世相をあらわす！とはよく言われることですが、今年のダービーは世相を表したサイン的なものはあるのか！？
サイン予想考察はこちら→【日本ダービー2017予想】プレゼンター４人からのサイン馬を発見！
こちらもぜひご覧ください！こちらも新規ウィンドウで開きます！
そして最後に追い切り考察をまとめましたので、こちらも参照ください！
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最終追い切り考察
【アドミラブル】 評価：B
栗東坂路コース 馬場：良 状態：一杯
52.9 38.8 25.4 12.5
時計的には問題なしですね。少し気になるのは輸送がありながら、最終を坂路で一杯で追い切ってきたこと。
音無厩舎なので下手な調整はしてこないですが、未勝利、アザレア賞、青葉賞、ダービーと連戦が続いている点と絡めるとどうなるか。
連勝中の勢いと前走のレースでは底力を出していないと思うので怖い存在だが2連続輸送がどうでるか。
【アルアイン】 評価：A
栗東CWコース 馬場：良 状態：一杯
52.6 37.6 11.7 馬場6分目
馬なりで素晴らしい時計。終いの時計もよいし、出来はかなり良いでしょう。さすがの池江厩舎。
枠もよい枠を引けたと思うし、あとは騎手がどう捌くかですね。世代交代の狼煙をあげるか、騎乗に期待したい。
スワーブリチャード 評価：A
栗東CWコース 馬場：良 状態：馬なり
84.2 67.4 52.1 37.6 11.9 馬場5分目
馬なりで素晴らしい時計。馬場の真ん中を通ったことを割り引いたとしても十分な時計ですし、状態はよいでしょう。
左回りに戻ること、絶好の枠、条件は揃いましたし、よいレースが見れそうです。
レイデオロ 評価：A
南Wコース 馬場：良 状態：馬なり
68.5 52.3 38.1 12.5 馬場7分目
いつもどおりの馬なり調整。時計も問題ないし、動画を見る限りの走りも問題ないでしょう。
叩き2戦目で前走は久々ながら素晴らしいレースでしたし、上積みも十分ありそう。ここは期待したい。ルメール騎手の念願のダービー制覇なるか。
ペルシアンナイト 評価：A
栗東CWコース 馬場：良 状態：馬なり
52.0 37.7 11.9 馬場6分目
こちらも問題ない出来ですね。乗り替わりがなく、M・デムーロだったら・・。と思いたいくらいの出来ですね。
枠もよいし、この状態であれば問題なさそうですね。
サトノアーサー 評価：A
栗東CWコース 馬場：良 状態：馬なり
52.7 38.1 11.5 馬場7分目
池江厩舎3頭出しですね。オーナー悲願のダービー制覇なるかですが、さすがの名トレーナー仕上げはどれも抜群。
サトノアーサーは別路線組ですが、状態自体は問題なく出来ていますね。東京の長い直線も合いそうだし、良馬場が生きると思うので期待はできそう。
カデナ 評価：S
栗東CWコース 馬場：良 状態：一杯
82.5 66.0 51.1 38.0 12.2 馬場8分目
抜群の時計。追い切りとしては直近で一番よい出来でしょう。
調教師も福永騎手に任せるといっていますが、状態自体は問題ないのであとは騎手の位置どり、勝負どころといったところでしょう。外目の枠もほぼ問題ないと思っています。
ダンビュライト 評価：B
栗東坂路コース 馬場：良 状態：馬なり
52.6 38.6 25.6 13.0
うーん、前走よりはよく感じないのですが、前走も同じような時計で走破して好走しているだけに、ちょっと掴みづらいというのが本音。
絶好の枠ですし、ダービー男武豊に導かれ無様なレースはしないと思います。名伯楽の悲願のダービー制覇なるか。こちらも3頭だし。注目ですね。
追い切りまとめ
出来が重要と冒頭で書きましたが、総じてどの馬もよい状態に仕上がってきていますね。あとは輸送がどう響くかなので、当日のパドック、馬体重は要チェックです！
ちなみに追い切りだけでいえば、S評価をつけたカデナが注目。
鞍上の不安はあるものの、無様なレースはしないのでは？とおもっています。以上、ダービー2017の予想考察まとめでした！
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